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福岡・博多と言えば…モツ鍋、水炊き、とんこつラーメンなど、グルメが豊富な街。
そんな博多で、地元・博多の人たちがこだわる食材の一つが「博多名物・明太子」。
その「明太子」で売り上げNO.1の「ふくや」の
創業者・川原俊夫が5月31日「アンビリーバボー」で特集されるのでまとめてみました。
創業者・川原 俊夫(かわはら としお)
出典:ファンファン福岡
名前:川原俊夫
1913年1月25日-1980年7月17日
川原俊夫さんは、ふくやの創業者で
いわゆる博多式の辛子明太子を開発し、広めた人物として知られます。
1913年釜山市生まれ。(川原宇次郎さんとトヨさんの二男)
両親は「富久屋」(ふくや)という食料品店も経営していて、
この店の名前がのちの「ふくや」に繋がります。
1936年(昭和11年)には千鶴子さんと結婚します。
釜山で生まれた夫婦は戦後、満州から引き上げてきて、福岡へ移住。
1950年、福岡県・中洲市場で食料品店を営みます。
10年の歳月を要したふくや「味の明太子」
創業者・川原俊夫の口癖は
「見返りを求めてはいけない。そして人からしてもらったことは絶対に忘れてはいけない」
でした。
川原俊夫さんがこだわったのは本場韓国のメンタイを作ること。
メンタイは思い出の味であるため、同じ味を再現しようと改良を重ねていました。
しかし自分のこだわりを貫くだけではなくお客さんの声を取り入れました。
俊夫氏は地域のさまざまなボランティア活動に参加しており、
新しい味付けの明太子を作るたびにそこへ持って行き、皆に食べてもらっていた。そこでのフィードバックを基に作った明太子を店に並べ、今度は客に意見をもらい、酒やはちみつ、角砂糖などの調味料を混ぜたり、変えたりしては改良を加えた。
辛さを抑えるだけでなく、うま味を出すために、かつおぶしや昆布で取った出汁を入れたりと、試行錯誤を繰り返した。結果的に現在のような明太子の味付けになるまで、実に10年間の歳月を要したのである。
そして10年の月日が流れた1957年(昭和32年)に「味の明太子」を発売。
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10年も改良に時間をついやしたにもかかわらず、
川原俊夫さんは製造法特許も取得せずに地元同業者へ製造方法を無償で教えました。
そのため、様々な風味の明太子が生み出され、博多名物として定着するきっかけとなりました。
妻の千鶴子さんは後に2代目女社長になりました。
創業者・俊夫氏の長男は3代目社長
出典:博多経済新聞
川原俊夫さんの長男は「ふくや」相談役、川原健(たけし)さんです。
名前:川原健(たけし)
1943年7月満州・新京生まれ。
大学:慶応義塾大
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福岡相互銀行(旧西日本シティ銀行)に入行。
「地元への恩返しがしたい。福岡に根付いて親孝行がしたかった。」
1984年1月、専務として「ふくや」に戻り、1994年には3代目社長に就任。
健さんは創業者・俊夫さんについてつづった本を出しています。
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創業者・俊夫氏の二男は4代目社長
4代目社長は川原俊夫の二男・川原正孝(まさたか)さん
名前:川原正孝(まさたか)
1950年3月18日生まれ。
高校:福岡県立福岡高校
大学:甲南大学経営学部
福岡相互銀行(現西日本シティ銀行)に入行したのち、「ふくや」へ。
2016年カンブリア宮殿にでたことで正孝さんの名は有名になりました。
創業者・俊夫氏の孫が5代目社長に
出典:ふくや
5代目社長に、川原武浩さん(3代目社長川原健氏の長男・創業者の孫)
名前:川原武浩
昭和46年11月、福岡市生まれ
国学院大卒業後、劇場「博多座」を経て平成16年4月、ふくやに入社しました。
取締役統括本部長、副社長を歴任後、18年に「福岡サンパレス」に出向し、同社社長となる。21年、会長に就任。
29年4月、ふくや社長となりました。
「奇跡体験!アンビリバボー」の「ふくや」さんの番組、素晴らしい内容でした。見返りを求めない。人のためになることをする。先代の想いは、今の川原社長にも受け継がれていますね。
県外の方へのお土産は必ず「ふくや」のめんたいこです。#ふくや #めんたいこ #フジテレビ #アンビリーバボー #お土産 pic.twitter.com/7zyDhq6KV5— 森田みき (@moritamiki) 2018年5月31日
番外編:創業者・俊夫氏の兄の孫が川原ひろし
まとめ
「ふくや」の創業者・川原 俊夫氏は、いわゆる博多式の辛子明太子を開発し、広めた人物です。
10年近くに及ぶ試行錯誤の末、現在の明太子を生み出し、
その作り方を地元のライバル企業に無償で教えるなんてなかなかできないことですよね。
「見返りを求めてはいけない。そして人からしてもらったことは絶対に忘れてはいけない」
川原俊夫氏の名言ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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