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こんにちは!
7月に発表される芥川賞、その芥川賞候補作品の
作家・北条裕子さんの「美しい顔」において
数十か所の盗作パクリ疑惑が浮上しています。
どの作品を盗用したのか出版元の講談社の対応を
しらべてみました!
[fukidashi-black]美しい顔のあらすじとは[/fukidashi-black]
3.11東日本大震災後の17歳の女子高生を主人公に描いている作品です。
作家の北条裕子さん自身は被災地にいったこともないのですが
この作品は広く評価されており、芥川賞を受賞するのでは??と言われていました。
そんな中で浮上した盗作・パクリ疑惑なので残念ですね…
[fukidashi-black]美しい顔の盗作・パクリ問題[/fukidashi-black]
文芸誌「群像」6月号に掲載された「美しい顔」ですが、
5作品と類似表現があること、参考文献が未表示
だったことが問題視されています。
いわゆる転載・コピペの可能性が高いため、
盗作パクリと言われても仕方ないですね…
特に石井光太さん作品との複数の類似点が見つかりました。
10数ヶ所と7つの設定に似た表現があります。
石井さんは被災地で50人以上に話を聞き、
この作品を書いたそうです。
この2作品でどこが類似しているか
テレ朝ニュース動画が詳しく報じてくれています。
#芥川賞 候補となっている #北条裕子 氏の『美しい顔』(#講談社)の盗作問題、このテレ朝ニュースの動画(6分40秒)は大変詳しい。
そもそも被災地を取材もせずに、遺体安置所の描写なんてできるわけないよね。パクリ元を参考文献として記載することで済む話ではない。https://t.co/kVaCHLkRLg— 大師100 (@Daishi_hundred) 2018年7月3日
動画の中では遺体安置所の描写を比較して紹介していますが
表現がとても似ていることがわかります。
北条裕子さんは被災地へ行ったことはないですし、
群像新人賞受賞作、新人賞候補の時に出版元は気付くことはできなかったのでしょうか。
この問題を受けて、
出版元の講談社は7月3日、ホームページ上で近日中に
「美しい顔」を全文無料公開することを発表しました。
⇒7/19無料公開は終了しました
おわびの文章を同誌8月号に掲載する方針のようです。
講談社のホームページには
本件の盗作・パクリ疑惑でインターネット上で
誹謗中傷を受けたことに対して遺憾を示しています。
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盗作・パクリ疑惑を否定.
あくまで参考文献の非表示だったことを主張しています。
これらの不当な扱いによって、本作と著者およびそのご家族、新人文学賞選考にあたった多くの関係者の名誉が著しく傷つけられたことに対し、
強い憤りを持つとともに、厳重に抗議いたします。今回の問題は参考文献の未表示、および本作中の被災地の描写における一部の記述の類似に限定され
ると考えております。その類似は作品の根幹にかかわるものではなく、
著作権法にかかわる盗用や剽窃などには一切あたりません。出典
- 『遺体震災、津波の果てに』石井光太
- 『3.11慟哭の記録71人が体感した大津波・原発・巨大地震』
- 『メディアが震えたテレビ・ラジオと東日本大震災』
- 『ふたたび、ここから東日本大震災・石巻の人たちの50日間』
- 『つなみ被災地のこども80人の作文集』
講談社は「インターネット上の誹謗・中傷をうけた」ことを
遺憾としていますが誹謗中傷というより世論の声なだけだとおもいます。
講談社の無料公開の対応についても「話題作りなのでは?」という声もあがっています。
[fukidashi-black]過去に群像は盗作疑惑があった[/fukidashi-black]
北条裕子さんの「美しい顔」は群像2018年6月号に掲載された作品ですが
過去にも群像には盗作された作品がのっていました。
第21回受賞作・小幡亮介「永遠に一日」
芥川賞候補作となった北条裕子「美しい顔」が既刊本との十数カ所の類似表現発覚、版元の講談社は参考文献として記載することで火消しをはかってますが……
実は群像新人文学賞は前科がありまして、第21回受賞作・小幡亮介「永遠に一日」が開高健「夏の闇」の盗作とされ、単行本化されず
編集部が甘い?— 大沢愛 (@ai_oosawa) 2018年7月3日
芥川賞の発表は7/18ですが、候補はとりけされるのでしょうか。
今後の動きに注目です。
7/19追記
芥川賞は、高橋弘希さん(38)の「送り火」(文学界5月号)
になりました。
選考委員は「美しい顔、盗用にはならない」全員一致しているそうです。
ただ、(引用を)自分なりに取り込んだ上で、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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