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饂飩。
突然ですが読めますか?
「うどん」とよみます。
そしておそらくこの漢字の正答率が最も高いのは、香川県ではないでしょうか。
うどんの聖地といえば香川県。そしてうどんの中のうどんといえば讃岐うどんです。
平成が終わり、そして時代は令和へと移り変わる中、讃岐うどんはまだまだ人気急上昇中。ここでは、讃岐うどんの豆知識をいくつかご紹介していきます!
そもそも讃岐うどんって?讃岐ってどこ?
そもそもの問題ですが、「讃岐うどん」とは、どんなものなのでしょうか?
これは昔、讃岐国と言っていた香川県の特産のうどんのことで、 香川県内全域で作られるうどんまたはそれを模した歯ごたえのあるうどんなどを讃岐うどんと言います。ちなみにもう少し具体的な基準で讃岐うどんを見てみようとすると、
・食塩の量が小麦の総重量に対して●%以上
・そもそも香川県内で作られたものであること
・茹で時間は●●分であること
など、色々な基準があります。
これをクリアすると、法的にも讃岐うどんを名乗れるというわけです。
讃岐うどん以外のうどんは?
実は讃岐うどん以外にも、いくつかのうどんブランドがあります。
よく名前が聞かれるものとしては、秋田県にある稲庭うどん、そして群馬県にある水沢うどんではないでしょうか?これと讃岐うどんを合わせて、日本三大うどんと言われることもしばしば。
讃岐うどんの豆知識
それではここからは、讃岐うどんの豆知識について確認していきましょう!意外と知らないうどん県の豆知識も併せてご紹介していきます。
年明けうどん
出典:https://www.kensanpin.org/toshiakeudonmap/#searchBox
年明けうどん?これは間違いではありません。
年越しそばではなく、年明けうどんなのです。
うどん王国・香川県では、何とお正月には年明けうどんというものを食べるような風習があります。
これはうどんの白と、具材の赤で紅白の彩りが見事に映えるうどんで、その年の五穀豊穣や家内安全などを祈りながら食べるうどんとなります。
年を越す時に蕎麦を食べるというのが日本全国どこにでもある風習ですが、香川ではそもそも食べるものがうどんで、食べるタイミングも年越しではなく年明けという違いがあります。
毎年1月1日~15日までうどん店でも年明けうどんが提供されており、特設サイトで店舗一覧をチェックしたり、スタンプラリーで楽しむこともできます♪
初風呂うどん
冗談かと思うかもしれませんが、実は讃岐国のごく一部にはまだこの風習が残っています。どういった風習かというと、新しく家を建てた際には湯船でうどんを食べる!という風習です。
最近ではあまり行われなくなった風習でもありますが、まだまだこの風習が健在という地域もあります。お風呂で何かを食べるのは行儀が悪い!と言われる昨今ですが、この風習の時だけは話は別です。
本場讃岐うどんのセルフサービス
讃岐うどんの本場・香川県に行くと、まず目を引くのはその讃岐うどんのお店の多さ。また香川県では讃岐うどんのセルフサービスのお店があまりにも有名です。
うどんのセルフサービスの有名店といえば、はなまるうどんや丸亀製麺がありますが、これらのお店のように【うどんの種類を注文】して【うどんを受け取り】その後、カウンターにある【てんぷら】や【おにぎり】などお好みでトレイにとってレジで会計するというスタイルになっています。
最近ではセルフうどんと言われ、全国的にチェーン店が出店していることもありますが、やはりそのセルフの充実ぶりは香川県の本場にはかないません。
なお、香川県内には少なく見積もっても500店舗以上のうどん店舗があります。意外と少ないかも…と思いがちですが、香川県内の面積を忘れてはいけません。
香川県は日本国内でも有数の面積の小さい県となります。そんな香川県に500店舗のうどん店があるとなると、その密度たるや凄まじいものがあります。
うどんタクシーってなに?
うどんタクシー×うどん脳 香川誘客へコラボ
琴平バス(琴平町)は、ご当地キャラクター「うどん脳」を“見習い運転手”に任命。https://t.co/NklY06mwdr pic.twitter.com/qawquVrUrb— 讃岐うどん遍路 (@UdonHenro) 2018年12月14日
察しのいい方なら
と思うかもしれません。それは大正解です!香川県には実は、観光用のうどんタクシーというものが存在します。
とはいうものの、さすがにタクシーの車内でうどんが出てくるということではなく、こちらのうどんタクシーはタクシー運転手の方のおすすめのうどん屋さん巡りを楽しむことができるというサービスとなります。
およそ1時間半から2時間くらいの時間をかけて、香川県内のおすすめのうどん屋さんを数店舗回ってくれます。もちろん食事中、運転手さんは待機していてくれますよ。
讃岐ではうどんといえば「ダシ」
一般的なうどんを思い浮かべてみてください。温かいもので結構です。釜揚げうどんでない場合、必ずどんぶりの中にうどんと、もう一つ重要なアイテムがなみなみと注がれています。多くの人はこれを「つゆ」と表現するのではないでしょうか?
しかし讃岐では違います。讃岐流ではこれを「ダシ」と表現します。現地のお店で讃岐うどんを食べる時には是非、うどんの「つゆ」と言わずに、うどんの「ダシ」と表現してみてはいかがでしょうか。
まとめ
香川県が日本全国に誇る名産、讃岐うどん。今や大人気となりましたが、ブームが到来するそのはるか前から香川県内には多数の讃岐うどんの店舗があります。
そしてここから全国に讃岐うどんの文化が広がっていったというわけです。そして意外と知られていないのが、香川県の本場の讃岐うどんについての豆知識。
今回ご紹介したような知識を胸に、香川県での讃岐うどん巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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